成人の約8割がかかっている⁉歯周病と全身リスク
こんにちは。
夏は祭りが多くなりますが、
露店の定番といえばかき氷。
いちごやメロン、ブルーハワイなど
カラフルなシロップを見ているだけでも
楽しいものです。
色といえば、
「健康な歯ぐき」と「歯周病の歯ぐき」とでは
色が異なることをご存じでしょうか?
健康な歯ぐきは薄いピンク色ですが、
歯周病の歯ぐきは赤色や赤紫色をしています。
現代では30歳以上の日本人の
約80%が歯周病だと言われていますが、
そのことを自覚していたり、
ご存じだったりする方は多くありません。
🦷キケンな歯周病
歯周病は歯ぐきや歯を支える骨
などが溶けてしまう病気です。
歯みがきが不十分だと、
歯の表面に「プラーク(歯石)」という
汚れが付着していきます。
プラークにはたくさんの細菌が含まれており、
これらが吐き出す毒素が
歯ぐきに入り込むことで
歯周病を引き起こすのです。
🦷ただの「お口の病気」ではありません!
歯周病になると、
歯ぐきが赤色や赤紫色に腫れて、
軽い刺激でも出血してしまうことがあります。
さらに症状が進行すると、
歯を支えている骨が溶けてしまい、
やがて歯が抜けてしまいます。
すると、それらの傷口などから
歯周病菌が血管に入り込み、
全身に回ってしまうと、
脳梗塞、認知症、誤えん性肺炎、
糖尿病、早産など
さなざまな病気の原因になってしまうのです。
歯周病を放置するということは
これらの病気のリスクを放置する
ということに繋がってしまいます。
🦷今すぐセルフチェックをしよう!
実は、歯周病は「沈黙の病」と呼ばれるほど
自覚症状が少なく、
ご自身で気がつきにくい病気です。
歯周病のサインは歯ぐきの色以外にも
いくつかありますので
当てはまるものがないか、
チェックしてみてください。
・朝起きた時に、口の中がネバネバする
・歯を磨くと出血する
・硬いものが噛みにくい
・口臭が気になる
・歯ぐきがときどき腫れている
・歯と歯の間にすき間ができた
・歯がグラグラする
ひとつでも当てはまった方は
歯周病の可能性があるので
注意が必要です。
歯周病を見逃さないためには
適切な口腔ケアが大切。
気がついたら歯周病になっていた、
ということがないように
定期的に歯科医院でチェックしてもらいましょう。