抜歯後に気をつけること!ドライソケットとは⁉
こんにちは。
8月20日は「蚊の日」です。
19世紀末にイギリスの医学者が
蚊の体内からマラリアの原因となる
原虫を発見したことで、
世界中で「蚊の日」と呼ばれるようになりました。
蚊に刺されてしまうと
かゆくてついつい掻いてしまったり
触ってしまったりしてしまうと思います。
刺されても搔かないほうがいいと
言われていますが、
それは歯を抜いた時も同じこと。
抜歯をした跡が気になって
触ったり掻いたりすると
強い痛みを引き起こすことがあります。
もしも抜歯後に強い痛みが続いている場合、
それはもしかすると「ドライソケット」
かもしれません。
🦷抜歯後に強い痛みが...
歯を抜くと、ぽっかりと穴が空き
骨がむき出しになります。
通常はその穴に血液がたまって
「血餅(けっぺい)」となり、
時間をかけて治っていきます。
しかし、血餅がうまくできなかったり、
抜歯後のある行為によって
血餅が剝がれてしまったりすると、
あごの骨が剝き出しになってしまいます。
その骨が細菌感染を起こした状態を
「ドライソケット」といい、
強い痛みの原因にとなります。
🦷ドライソケットを防ぐには
抜歯後は約1日後までに空いた穴に
血が固まり、血餅ができます。
ところが、何度も強くすすぐような
激しいうがいや
傷口を舌や指などで触れる行為は
せっかくできた血餅を剝がしてしまう
恐れがあります。
気になっても触らないようにした上で、
血餅が定着するまでの数日間は
歯ブラシが直接触れてしまう
ことが無いように
優しく歯みがきをするなど
ご注意ください。
また、タバコを吸う方には特に注意が必要です!
喫煙は血流を悪化させてしまうため
ドライソケットの原因になると言われています。
🦷もしかしてドライソケット?
通常の場合、抜歯をすると
数日間は痛みが出ることがあります。
しかし、ドライソケットになると
強い痛みが10日~2週間程度続くことがあります。
痛みが落ち着くまで1ヵ月近くかかることも。
「痛みがずっと続いている」
「数日経ったら痛みが強くなってきた」
などの違和感を覚えたら、
すぐに当院までご相談ください。