こんにちは。
年末には「年越しそば」を食べる、
という方も多いのではないでしょうか。
地域や家庭によって異なりますが
天ぷらやかき揚げ、きのこ、鴨肉など
さまざまな具材から好みのものを入れるのも
楽しみのひとつ。
こういった食事を楽しむために
欠かせないのが「歯ごたえ」ですが
お口の中のどこで感じ取っているのか
ご存じでしょうか?
🦷歯ごたえを感じ取っているのは…
「歯」や「歯ぐき」…
ではありません。
実は、私たちが「歯ごたえ」を
感じ取っているのは
「歯根膜(しこんまく)」と呼ばれる
薄い膜によるもの。
歯は「歯槽骨(しそうこつ)」と呼ばれる骨に
支えられているのですが、
この骨と歯の根っこの間にある薄い膜が
「歯根膜」です。
歯根膜はとても薄く、
その厚さはたったの0.3mmしかありません。
🦷歯を守る重要な役割も!
歯根膜の役割は
歯ごたえを感じ取るだけではありません。
歯根膜はクッションの役割も
果たしています。
皆さんは何気なく、
毎日の食事をしているかと思いますが
この時にとても強い力が
歯や骨にかかっています。
しかし歯根膜がこの強い力を吸収・分散してくれることで
歯や骨を衝撃から守ってくれているのです。
🦷歯根膜を守るために…
このように重要な役目を担ってくれている歯根膜ですが
実は、歯が抜けると、
歯と一緒に取れてしまいます。
つまり、歯を失って、
入れ歯やブリッジになってしまうと
見た目や噛みやすさの変化だけでなく、
食感を感じることもできなくなって
しまうです。
いつまでもおいしく食事をするためには
天然の歯を1本でも多く残すことが
不可欠です。
磨き残しの無いように
日頃の歯みがきの徹底や
歯科医院での定期的なメンテナンスで
しっかりと歯を残して、
おいしい食事を楽しみましょう!