「よく噛む」ってこんなにすごい!
こんにちわ。6月は気温が上昇し始め、
湿度も高くなるため体が参って
食欲も低下しがちになります。
しかし、しっかりした食事を摂らず、
胃腸の働きが低下していくと、
栄養の消化吸収ができずに食欲がなくなる・・・、
という悪循環に陥ります。
食事の栄養バランスを整え、夏に備えていきましょう!
食事といえば、皆さんは子どものころに
「よく噛んで食べなさい」と、
言われた経験はございませんか?
実際のところ、「よく噛む」のは
本当に「いいこと」なのでしょうか。
そんな疑問にお答えするため、今回は「よく噛むことのメリット」を
3つご紹介させていただきます。
よく噛むメリット①
認知症のリスクが下がる
「噛む」という行為によって、
アルツハイマー型認知症の原因となる、
『アミロイドベータ』という物質の増加を抑えられる、
ということがわかっています。
つまり、よく噛むだけで認知症の予防効果が得られる、
というわけですね!
また、噛む際の刺激が脳に伝わることで、
反射神経や記憶力、さらには認識力や判断力、
そして集中力がアップすることもわかっています。
よく噛むメリット②
ダイエットになる
よく噛むことで「満腹中枢」が刺激されるため、
たくさん食べる前に「満腹感」を感じるようになります。
また、人が1日に消費するエネルギーの10%は、
実は食事によるものだ、という研究結果もあります。
しっかり噛んで食べると、
このエネルギーがより多く消費されるため、
ダイエットに繋がるのです。
よく噛むメリット③
むし歯・歯周病・口臭予防になる
むし歯や歯周病、そして口臭の原因となるのが、
お口の中の細菌です。
実は、「だ液」には殺菌・抗菌作用があり、
お口を潤すだけではなく、
自浄作用や免疫力を高める効果があります。
そんなだ液をたくさん分泌させる方法のひとつが、
よく噛むことです。
だ液を増やすことで原因となる細菌を減らし、
むし歯や歯周病、口臭を防ぐ効果が期待できます。
また、だ液には
「酸で溶けた歯を修復する」
「免疫力がアップする」
といった効果があるため、
健康にとって欠かせない存在です。
昔と比べ、現代では
やわらかいものが多くなり、
「噛む回数」が大幅に減っています。
全身の健康のためにも、
まずは「ひと口30回」を目安に
よく噛んで食事を味わってみてくださいね。